
ベトナム事業部女性マネージャーによるベトナムビジネスブログ

クロネコヤマトの生みの親、二代目で継いだ大和運輸を
現在の規模に育て上げた小倉昌男氏による名著。
経営の教科書としても名高い。
こういう偉大な経営者の本を読むとき私はいつも思うのだが、
まったくと言っていいほど奇をてらった奇抜さがなくて、
ティピカルな経営方針を、謙虚な姿勢でただ淡々と貫いている。
そして、常にお客様と社員という「人」を最優先に考えている。
あまりにも当たり前のことを、まっすぐな姿勢で、
周囲の声に動じることなく
極限まで徹底する努力を怠らない。
そしてどんな逆風にも諦めない。
でもそれができるって実は一番難しいことなのかもしれない。
現在のヤマト運輸の従業員数を見て驚いた。
134,121名
宅急便という名前すらなかった時代に、
翌日配送なんて、誰も実現できるとすら思わなかった時代に、
新しいサービスを生み出し、徹底し、
これだけの雇用を実現している。
この本が書かれたのは10年近く前になるが、
ECの発展と共に、コレクトサービス(通販商品の代金回収)を
フックにまた新しい飛躍を遂げようとしている様子が終盤描かれている。
荷物の配達というビジネスモデル自体は昔からあるものだが、
そこに新たな価値を絶え間なく吹き込み続ける経営者の姿勢に
ビジネスの神髄を見た気がした。
1924年12月13日東京生まれ。1947年東京大学経済学部卒業。
1948年、父康臣の経営する大和運輸(現ヤマト運輸)に入社、
1961年取締役、1971年社長、1987年会長に就任。
1991年取締役相談役に就くも、1993年、会社の危機を唱え会長に復帰。
宅急便の開発で運輸省や郵政省と闘った経験から、
積極的な規制緩和の"実行者"としても知られ、行政改革審議会などの
委員も努めた。
1995年、再び会長を退任、ヤマト運輸の経営から一切身を引く。
ヤマト福祉財団の理事長職に専念し、無報酬で障害者の自立支援に当たる。
2005年6月逝去。
●コストをかけても、質の高いサービスを提供すれば、利用者は必ず増える。
●コストが高いから特急料金があるのではなく、「より早い」という便益の対価として
特急料金があるのである。●あらゆる場所のユーザーに同一サービスを提供できるかというサービスの
「平準化」は、他社との差別化を図るうえで非常に重要な問題である。
(中略)
過疎地の配達など一日くらい遅れても構わないだろうと言う人がいる。
日本中の運送業者は皆そう思っている。荷主もそう思っている人が多い。
運輸省もそう思っている。だが、私はそうは思わない。●車体に「翌日配達」と書いて走り回ったことは、宣伝のためでもあったが、
むしろヤマト運輸の社員に、必ず翌日配達してみせるという、決意表明を
うながすものであった。●宅急便を始めた当初、宅急便は郵便小包とどう違うかとよく聞かれた。
宅急便も郵便小包も基本的には、集配作業、行き先別の仕分け作業、
輸送作業という具体に、分業体制で仕事を進めていることに違いはない。
ただ、宅急便を扱うヤマトの社員は、目的をはっきり理解していて、
その達成に責任を負っている。そこが違うと私は思う。●攻めの経営の神髄は需要をつくり出すところにある。需要はあるものではなく、
つくるものである。●どのような時代であっても、経営者に必要なことは倫理感であり、
利用者に対する使命感であると確信している。
オフショア開発に関する専門メールマガジンに
弊社への取材内容が掲載された。
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 日本最大のオフショア開発専門マガジン
中国ビジネス入門 ~初めてでも失敗しない対中交渉~━━━━━━━━━━━━2008/08/18(第905号)読者数:5,059━
★ マンキューさんに聞く物価上昇とオフショアリング (編集後記)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ベトナムを襲う物価上昇・2008年6月現在、ベトナムの物価上昇率は前年同月比26.8% (CPI)
・政府の予想(毎月1%~1.5%の伸びにとどまる)は楽観的では?
・今後2~3ヶ月で、ベトナム経済の先行きが見極められる(ベトナム現地法人を持つ日本企業/日本人)
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■■
■■ 今さら人に聞けない(2) ベトナムの物価上昇
■■
──────────────────オフショアリング研究所─●ベトナム人技術者派遣やオフショア開発を進める日本企業の担当
者から聞いた話より。聞き手:幸地司(本誌発行人)
話し手:ベトナム現地法人を持つ日本企業の日本人担当者
――物価上昇に対して、一般のベトナムオフショア開発ベンダは、
どのような対策をとっていますか?◆多くのベトナムオフショア開発ベンダとお付き合いがありますが、
正直、物価上昇や為替変動に対して、それほどの危機感は感じませ
ん。ベトナムオフショア開発ベンダにとっての主たるコストは、家
賃と人件費ですが、家賃に関しては1ヶ月単位で急激に上がるわけ
でもなく、成功している地元企業の多くは、eタウンや、クワンチュ
ンソフトウェアシティといった、比較的安い家賃のところに事務所
を構えています。人件費に関しても、高くなる傾向にはありますが、オフショア開発
の利益が飛んでしまうほどのものではないと思います。決済問題に
関して言えば、不思議なことに、ベトナムではあまり為替に関して
センシティブになっている様子はありません。為替変動に対して鷹
揚なのは、ベトナムの不思議のひとつです。取材先:デジパ株式会社
文責:幸地司
アイコーチさんでは、オフショア開発(主に中国)に関する
コンサルティングや勉強会を実施しておられる。
うちのメンバーがセミナーの申し込み時にご挨拶したのがきっかけで
ベトナムオフショア開発についての、弊社とのやり取りが始まった。
幸地司さんにはまだお目にかかったことはないが、
メールでのやり取りから、オフショア開発へのご見識の深さや、
文章でわかりやすく相手に伝えることの
プロフェッショナルな目線をお持ちの方だと感じる。
ベトナムオフショアの実情やインフレに対する今後見通しについて、
何度も質疑応答のやり取りをさせていただきながら、
ようやく今回の掲載に至り、とても嬉しい!
(幸地司さん、根気よくご指導いただきありがとうございます!)
弊社では、13~15日までお盆休みをいただいておりました。今日からまたブログを更新させていただきますのでよろしくお願いいたします。
休暇中、久しぶりに立ち止まって色んなことを考えた。
「人生の短さ」について、
そして「働くということ」について。
◆◆人生と仕事について考えるおすすめ参考図書↓
友人の誕生日のお祝いランチをした。
ヒルズ側の海南鶏飯食堂にて。
もちろん、大好物のパクチーは大盛り(¥50追加)で!

お祝いしたのは、中学時代からの親友。
同じ中学・高校を卒業して、福岡の地元から東京の大学に進学して就職して、
もう十何年こうして一緒に歳を重ねている。
理系の彼女は、薬学部のマスターを卒業し、
現在は、外資系の製薬会社で開発の仕事をしている。
歩んだキャリアはまったく違うが、だからこそお互いに見えるものがある。
迷ったとき、悩んだとき、私はまず彼女に相談する。
友人と別れて、家の近所のレンタルDVDショップへ。
帰り道、いつもは自転車なのだが、雨が降っていたので
バス停を探しながらいつもと違う道を通ってみたら、こんな建物を見つけた。

女性と仕事の未来館
家の近くなのに、まったく知らなかったけど、
受付のお姉さんに聞いたらもう設立8年目らしい。
女性限定の起業支援セミナーなどやっているではないか!
女性の人生の中で「働く時代」の比重が高まった今、女性は働くことを通じて自己実現を達成し、生涯を充実したものにする道を模索しています。 豊かで活力ある社会を築いていく上で、女性が社会のあらゆる分野に参画できること、とりわけ、働く場において女性がその能力を十分発揮し、健康で充実した職業生活を送ることが重要になっています。 また、女性が「自分らしい働き方」を目指すことを支援することは、女性の新しい可能性を開くとともに、従来の社会のあり方や働き方に新しい風を吹き込むことにもつながります。このため、女性と仕事の未来館は働く女性・働きたい女性を総合的に支援する拠点として、2000年1月に開館しました。
女性と仕事の未来館では、セミナーや相談の実施、情報提供などさまざまな支援事業を展開することにより、働く女性・働きたい女性一人ひとりが働くことの中に自分自身の可能性を発見し、その可能性を広げ、心身ともに健康で生き生きとした自分らしい働き方を実現できるようサポートしています。
転職や起業、仕事と育児との両立に関するセミナーや相談会を
けっこう高頻度に実施していて、なんといっても民間団体のそれに比べて
講習料が破格に安い。
せっかくこういう施設があるのに、
なんでもっと認知度を上げる努力をしないんだろう・・・(怒)
起業支援には、ビジネスモデルと投資と政治が三位一体だと私は常々思っている。
これから少子化と労働力不足で下り坂一直線の日本では、
女性の社会進出とその支援の遅れにもっと危機意識があってもいいはずだ。
そして、我々が進めているベトナム人エンジニアなどの外国人労働者の活用も。。
私、将来この会館で働きたいなー。

週末、映画を観にいった。
激動の1960年代の世相、そして戦争や自らの恋愛に翻弄される
若者たちの青春をビートルズナンバーで綴った美しい映像の作品だった。
ビートルズの登場とその世界的ブームは、ベトナム戦争と重なり合う。
1960年のベトナム戦争がアメリカの若者たちに与える微妙な真理。
ビートルズ解散後のジョン・レノンも
解散後活動拠点を置いていたアメリカにおいて反戦活動を行っていた。
営業中、ベトナム戦争の話題になることはよくある。
この戦争が終わって33年。
ベトナムと日本の戦後復興のペースと若干違うのは、
終戦から11年後の1986年のドイモイ政策を経て
ベトナムは本格的な経済成長へと向かっていったためである。
とはいえ、この戦争がベトナムの近代歴史上最大の
転換点となっていることは間違いない。
また、ベトナムの人口の約60%を占める30歳以下の層は、
まさにこの戦乱を生き残った両親から生まれた戦後世代。
彼らが成長し、今のベトナムの経済成長を支えている。
「ライオン・キング」の演出家としても知られる「フリーダ」のジュリー・テイモア監督が、全編ビートルズのナンバーで構成したオリジナルミュージカル。1960年代、父を探しにリバプールからアメリカに渡ったジュードは、カウンターカルチャーやミュージシャンとの刺激的な生活に出会い、親友マックスの妹ルーシーと恋に落ちるが、ベトナム戦争の激化で仲間たちはバラバラになっていく......。U2のボノ、サルマ・ハエックらのカメオ出演も話題。

"I Want You"は若者に向かって徴兵を促す歌と化し、ベトナムの奥地で自由の女神を担いで息も絶え絶えに行進する兵士たちに"She's So Heavy"がかぶさる。愛がこわれ失意のジュードと戦地で傷つくマックスの映像が交錯し、"Strawberry Fields Forever"に乗せて真っ赤なイチゴに血と死のイメージが託される......。そんなふくよかなイマジネーションがちりばめられ、あらゆる青春の局面を語るにふさわしいビートルズの詞の数々に改めて驚かされながら、33のピースを組み合わせて普遍的な心の叫びを描ききるテイモア演出には、感服するしかない。決して'60年代の懐メロでは終わらない。20世紀の青春のきらめきは、憔悴しきった今という時代に、確かに乱反射している。

随分前に買った本だが、なんとなくそのままになっていたので
改めて読んでみた。
というのも、ベトナムビジネスを始めてから、事業開発現場のあらゆる場面で
しばしばこの「ブルー・オーシャン」という言葉が頭に浮かぶ。
これまでたくさんの事業立ち上げに関わってきたが、
いつも競合との価格競争や潰し合い・・・まさに血みどろの
いわゆるレッド・オーシャンの中で、いつしか事業価値そのものを見失い、
心身ともに疲れきっていくことが幾度となくあった。
でも今回はちょっと違う。
もしかして私、今ブルー・オーシャンの中を泳いでにいるのかしら・・?(笑)
●たいていのマネージャーは、自分の担当業務に関係するかぎりでは、
自社と他社の競合具合についてはっきりした考えを持っているだろうが、
業界全体のダイナミクスを見通せる人材はまれである。●市場シェアを伸ばそうとする企業はえてして、既存顧客層の維持・拡大を
図る。この結果、セグメンテーションの精度を高め、製品やサービスを
顧客の嗜好に近づけていく場合が多い。(中略)セグメンテーションを突きつめて
顧客の嗜好を満たそうとする企業は、ともするとターゲット市場を狭めすぎてしまう
きらいがある。●顧客だけに目を奪われるのではなく、顧客意外の層に視線を向けるのである。
そして顧客間の違いに焦点を当てるのではなく、買い手が共通して重んじる
要素をテコとして使うのだ。●まずは戦略価格がいくらであるかを見極め、続いてそこから望ましい利幅を
差し引いて、目標とするコスト水準を算出する。コストプラス方式で価格を
設定するのではなく、あくまでも「価格マイナス方式」でコストを導き出すのだ。
利益をもたらし、なおかつ他社から模倣されにくいしくみにするためには、
この原則を貫くことが必須である。●業界の価格モデルを覆すのである。戦略価格の水準はそのままにして、
価格モデルを変更すれば、往々にして課題を克服できる。
最後の「価格モデルを覆す」とは、例えば、DVD販売をレンタル業へ切り替えたり、
売り切りをリースにする、また、商品を時間貸し(time sharing)したり、
小口化(slice-share)という手法もある。
小口化とは、例えば、投資信託のファンド・マネージャーが、従来は
プライベート・バンクが富裕層だけに提供していた良質の投資ポートフォリオを、
小口化して、一般の投資家にも利用可能にすることなどを指す。
私のつたない経験値で恐縮だが・・
事業開発の現場においては、投資事業ということもあって
私は日々原価計算ばかりが先に立ち、そこに利益を上乗せして
価格を設定していることのほうが多い。
だが、マーケットから見たときの戦略価格を先に設定して
そこから利幅をとってコストを算出する、そしてその算出コストに見合うよう、
企業努力によってコストを抑えることは確かに重要だ。
当然、戦略価格の設定というところが難易度は高いが、
コストに見合わなければ「価格モデルを覆す」という発想は
事業開発において大変重要だと思った。